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2015/03/27 慰霊祭

「ここちの会」

関東エリアの互助会様が、
2015年3月19日、今年4回目となる合同慰霊祭を執り行いました。

お越しいただいたのは直近1年間でご葬儀をされたご遺族様です。

慰霊祭の大まかな流れは以下の通りです。
①プロローグ
②想い出スライド
③四重奏演奏
④献花+折鶴の手向け
⑤四重奏演奏+歌
⑥献灯
⑦軽食
⑧エピローグ

慰霊祭を行うホールでは当社の「メモリアルリバー5」を使用したメイン祭壇が皆様をお迎えいたします。

打ち合わせでは「献灯」という案もありましたが、
「皆様を温かい灯りで包み込んでお出迎えしたい」との想いで、最初から写真のように点火しておきました。


 

「ここちの会」



司会者がプロローグを務め上げ、続いてご遺族様と故人様の想い出スライドへと移ります。

 

「ここちの会」



その後の生演奏では先程の想い出スライドと相まってか、
参加されたご遺族様からもすすり泣く声が聞こえたことを鮮明に覚えています。



 

「ここちの会」



続いて祭壇前の献花台に献花と折鶴を手向けます。
折鶴は慰霊祭前にご遺族様が故人様へ宛てた手紙を使って折っていただいたものを使用しました。
故人様がお亡くなりになった後の現在の近況や心境をしたためる方が多く見受けられました。



 

「ここちの会」



皆様に手向けていただいた後は、四重奏と歌。

 

「ここちの会」



最後のサビが始まる少し前から、スタッフが祭壇右手にあるローソクへ献灯します。
今回、献灯に使用したものは「ラトゥール」といいます。


 

「ここちの会」



ラトゥールはフランスの画家の名です。[1593~1652年]
ローソクの光で闇の中の情景を浮かび上がらせる独自の手法で宗教画を多く描きました。

導火線を使用した連続着火で下から上に灯りがのぼっていく姿は、
まさに闇の中の情景を徐々に浮かび上がらせているように見え、故人様とご遺族様の心を癒してくれたことでしょう。


 

「ここちの会」



このような祭壇や献灯風景は、他の慰霊祭ではあまり見ることがないのですが、
こちらの互助会様では「グリーフケア(悲嘆ケア)」にも注力されており、
その有効な手段としてローソクの灯りを取り入れています。

ローソクの灯りは、その色と温度が夕日と同じ性質を持ち、心を癒す効果があります。
冒頭で「皆様を温かい灯りで包み込んでお出迎えしたい」と想ったのは、この意図があったからです。

今回の慰霊祭で多くのご遺族様が故人様を偲びながらも、
哀しみはあたたかく包み込まれ、和らいだかと思います。

以上、今回の実績事例紹介でした。